11 - 4 - 2008

真の民主化への変化 谷口東大教授がバークレーで講演

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 東大の政治学者、谷口将紀准教授が23日、カリフォルニア大バークレー校で講演し、最近の日本の政界の動きについて説明した。実施が待たれる衆議院解散・総選挙について「勝敗の予想はできない」と述べる一方、自民党から民主党への政権交代の可能性があるとして、民主主義の発展に貢献すると話した。
 安倍晋三、福田康夫両首相がそれぞれ、たった1年で辞任したほか、年金や食の安全の問題などで、自民党政権に対する日本国民の不満は募っていると、谷口氏は説明。一方の民主党では、小沢一郎党首自身が「小さな政府」信奉からシフトし、年金制度の充実化を打ち出すなどの経済政策の変化が支持され、昨年の参院選挙では33県で勝利を収めているという。
 谷口氏は、衆院選では「自民党は議席数を大幅に減らし、民主党の議席数は倍増するだろう」としながら、「誰が政権を握るかは予測がつかない」と述べ、「来年2月、誰が日本の首相に就任しているかは、スーパーボウルの勝者を予測するよりも難しい」と話した。
 その上で、民主党が勝利した場合には、これまでのような自民党内での総裁交代ではなく、真の政権交代が起こり得るとして、「国民にとっては、初めて選択肢のある選挙といえる」と話した。ねじれ国会などで政界の震動は続くと予想し、「(英誌がねじれ国会を皮肉って)『痛みに苦しむ日本』の意味で『ジャペイン』と書いたが、この痛みはむしろ、本当の意味での民主主義を産み出す、陣痛に近いものではないか」と、今後の民主主義の発展に期待を寄せた。
 講演会はバークレー校日本研究センター、同東アジア研究所(IEAS)、在サンフランシスコ日本総領事館の共催で開かれた。
(森廣陽子)

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