11 - 17 - 2008

「平成」54号〈秋〉発行

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 今年で発刊20年目を迎えた在米日本人のための同人誌「平成」54号〈秋〉が発行された。
 常時テーマ「アメリカと私」には沖縄からの新同人、吉田壽子さんが訪米先で「ララ物資」の歴史的事実の真相を知り、驚いた感想が旅情の深い余韻としてまとめられている。
 特集テーマの「火」には、火祭り、ハヌカの祭、亡き夫との思い出につながる花火など、8人の同人がそれぞれの火への思いをつづっている。
 「話の広場」の随筆には、入院体験話、青春の恋の思い出、同人訪問記など、17人の作品が掲載されている。
 「書簡」部門には、亡くなった息子と、アメリカに住む娘への母親からの手紙が掲載されている。新設された「歴史探訪」部門には、「閔妃暗殺」に関する事件の詳細と、幕末の河井継之助の生涯がまとめられている。
 同じく新設の「回顧録」部門には、新同人で岡山県の降魔さんの90年にわたる生涯を回想した話。旅行記には、オランダ訪問記とカナダ大陸の鉄道横断旅行記が掲載されている。シリーズ作品「21世紀の本棚の先輩達」では、ニューヨークで学生生活を送る日本人留学生の恋の苦悩が、また戦後を逞しく生き抜く日本女性を、「雑草の花」では、主人公がクラブのレコード係として働く様子を描いている。
 その他、小説、短歌、詩歌、俳句などが120ページにわたって、42人の読みごたえのある作品が掲載されている。
 購入希望者は郵送費を含む11ドルの小切手を同封の上、次の住所まで申し込みのこと。

Hesei-sha
179 Kelton Ave.
San Carlos, CA 94070

また同人への参加希望者は、同住所、または☎(ファクス兼用)(650)593—3610、Eメールizumidakazue@hotomail.co.jpまで。詳細はhome.pacbell.net/izumida/、または、sancarlos.exblog.jp/で閲覧できる。

目標は「続けること」
20周年迎えた「平成」

 「平成」の編集員、礼子・ミリオンさんは13日、北米毎日新聞社を訪れ、今年で20周年を迎える同誌について紹介した。
 同誌の発起人である和恵・泉田・ベダーさんと2人で20年間、編集を手掛けている。現在、同人は30代から最高齢90歳までのおよそ50人、発行部数は1000部弱で、発行後は、すぐに売り切れてしまうという。
 表紙の花のイラストはミリオンさんが手掛けている。
 「読者は女性が多いから、かわいらしい感じを出さないと」と考え、毎回、どの花の絵にするか苦慮していると笑う。
 この20年で編集作業、印刷、もちろん郵便料金も変わってきたが、その度に考え、読みやすいものにするために最善の努力をしてきた。
 それだけにあくまで目標は「つづけること」だと言うミリオンさんの口調は力強い。  (田中)

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